In-Memory Parallel Queryの続き
データベースが大量のメモリーにアクセスするのがIn-Memory Parallel Queryだから、Large Pageサポート機能を検証してみた。
ラージ・ページのサポートは、Oracle Database 10gリリース1(10.1)以上の機能です。ラージ・ページのサポートにより、Windows Server 2003で実行されているメモリー集中型のデータベース・インスタンスのパフォーマンスが向上します。新たに導入されたオペレーティング・システム・サポートを利用することにより、Oracle Database 10gリリース1(10.1)以上では、プロセッサ・メモリー・アドレッシング・リソースをより効率よく使用できるようになりました。具体的には、ラージ・ページのサポートが有効になっていると、システムのCPUはRAM内のOracle Databaseバッファにより高速にアクセスできるようになります。4KBの増分でバッファをアドレッシングするかわりに、CPUはデータベース・バッファをアドレッシングする際にPhysical Address Extension(PAE)モードでは2MBのページ・サイズ、非PAEモードでは4MBのページ・サイズを使用するように指示されます。
Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド 11gリリース1(11.1) for Microsoft Windows E05885-03
そして、レジストリにORAL_LPENABLE=1をセットする:
一応Rebootして、
THP-Hベンチマークを行うと:
nocompressでIn-Memory Parallel Queryの時の結果と比べると:
少し上がったようにも見えるが、ほとんど変わらない。
DB_BUFFER_CACHEが100GBなんていう環境であれば効果はあるのだろう。
非ページング対象になるという意味ではlock_sgaやnailed_sgaパラメータと似ている。
以前書いたExpress 5800 128GBメモリ搭載機クラス用の設定だと思う。